二十四節気を五感で感じ取れる『中国茶藝』
茶盤の上で様々なことを表現する『中国茶藝』。
それは季節であったり、情景であったり、感情であったりします。
「茶藝(ちゃげい)」とは、日常生活の中で親しい人と一緒に気楽に楽しむことや、
優雅で流暢な動作でお茶をよりいっそう美味しく楽しむ、といった概念のことを言います。
特に、立春や夏至などの二十四節気を表現することは多いです。
現代では忘れがちな微妙な季節の移り変わり。
それらをお茶と一緒に楽しむことができるのが中国茶藝の魅力の一つです。
茶盤の中で表現された世界を見て楽しむ。
お茶の味わい、香りを楽しむ。
茶器の手触りや温度を楽しむ。
自然の中で、風や木の葉の擦れる音、鳥の鳴き声を楽しむ。
『視覚・味覚・嗅覚・触覚・聴覚』五感全てで楽しむことができます。
そんな世界に身を置くことで、日常の中では忘れがちな感情や想いが生まれます。
中国茶藝に触れ、そこで得る何かを、ぜひ日常に持って帰ってみてください。
もちろん、茶盤の中に作る世界は、ご自分の好みで作ることもできます。
それは新たな自分との出会いであり、また気付きもあると思います。
中国茶藝がもっと世の中に浸透して、愉しむ人が増えたら、それはとても素晴らしいこと。
中国茶を通して五感をフルに使い、自身と向き合い、癒され、自由に心を羽ばたかせて頂ければと思います。